国有林野の有する公益的機能の維持増進

「国有林野の有する公益的機能の維持増進を図るための国有林野の管理経営に関する法律等の一部を改正する等の法律案」が衆議院農林水産委員会で可決いたしました。

非常に長い名前の法律ですが要約すると、国有林(政府によって保護管理されている森林)に隣接する民有林(私有林と公有林)において十分な整備や保全が行われていないことから、国有林と民有林の一体的な整備と保全を図るための仕組みを創設することと、会計方法を特別会計から一般会計での実施に変えることが中心となります。

現在、供給されている木材の8割が外国からの輸入に頼っています。そのため国内では、間伐・伐採・運搬にかかる費用も回収できないことから、林業経営者の意欲は低下し、山村は限界集落と呼ばれるまでに疲弊しています。

当然、国内の森林は十分な手入れがなされず、荒廃が目立っています。荒廃した森林は台風や大雨等で土砂災害を起こしやすくなります。また、拡大造林政策によって植えられた多くの人口林が収穫期を迎えていますが、伐採されないまま放置されている森林が目立ちます。
国土保全のためには収穫期を迎えた森林を伐採し、植えて、育てて、そして伐採するという循環を可能にするためにも国産材を積極的に利用しなければなりません。

そのために、森林管理局長が定める国有林野の管理計画に、国有林と民有林の一体的な整備を定め、長期的な契約と、林産物をエネルギー源(発電用など)として活用することができるようにすることとしました。

この法律の施行にあたり、万全を期するために予算措置などの付帯決議を私が読み上げ、可決する事ができました。